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1993/02/24
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1,漆黒の天使 ~続~

 「よう・・・起きてるか?」
またこの男がきた・・・。
 「そう死んだような目で俺を見るなって。」
目が死んでる・・・か。誰が殺したんだか・・・。
 「くっくっく・・・哀れだな、毎日あんな辛いことさせられて。」
本当にそう思うならなぜ笑う?
 「なぁ、なんかしゃべれよ。」
あんたとしゃべりたくない。
 「ここにいると言葉まで無くしてしまうのか?」
暗くて見えないけど分かるよ・・・あんたが笑ってるのは。
 「くっくっく・・・化け物め。」
だれが、私を化け物にしたんだ・・・。
 「おい、この部屋には入るなと言われただろ。」
 違う男が部屋に入ってきた。
 「別にいいだろ。」
 「あのなこいつは研究危険度Sクラスの・・・!」
男は私を指で差しながら言った。
 「でもこうして鎖に両手両足縛られていて、おまけにこんな暗くて小さい部屋に入れられていたらこい      
 つも何もできないだろ。」
この鎖が無かったら、いますぐにでもこんなところ抜け出すのにね。
 「しかし・・・。」
 「はいはい、言いたいことは分かってるよ、“あの科学者にばれたらまずい”だろ。」
あの科学者ね・・・。
 「そう、あの科学者にばれたらまずい。」
男がそう言うと、もう一人の男は私の前で中腰になって私を見た。
 「ばれないさ、それよりあの科学者よくこんなやつ見つけてきたな。」
 「確かにな。」
 「俺が聞いた話によると、村一つを一人で破壊したらしいぜ。」
私は眼を閉じて歯を食いしばった、炎が血が叫び声が私の頭に浮かんだ・・・違う私じゃない・・・。
 「へ~、俺がきいた話では自分の友達を剣で一刺しして殺したとか。」
その言葉を聞いたとき私はその男をにらみつけた、すると私の前にいる男は私をからかうように言った。
「こいつの友達になるやつはどんだけいかれてるんだか。」
「だまれっ!」
私はカッとなって男に飛び掛ろうとしたが鎖が邪魔してにらむことしかできなかった。

「怒れるのか?」

「おいやめとけって。」

「黙っとけって。」

「し・・・しかし。」
「黙れ。」

この男・・・なんのつもりだ。
「くっくっくっ・・・本当はお前のこと友達とは思ってなかったかもしれないぜ。」

「黙れ、リンはそんなこと思ってない!」
「へ~、リンね・・・かわいそうだなリンお前のせいで死んじゃって。」

そう言うと男は立ち上がった。
「全く何を考えているんだ行くぞ。」

「はいはい、くっくっくっ・・・。」

あの男の笑い声が頭に響く。

「お前にリンの何が分かる!!」

お前にリンのなにを・・・!

「何も知らねぇよ。」

その瞬間だった私の中で何かがはじけた。
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